古民家でベーグル屋を開業しようとする際、保健所から求められる「水質検査」。 「大は小を兼ねるから、一番項目が多い51項目をやっておけば安心でしょ?」……そう思っているあなた、実はそこに絶対に無視できないワナが潜んでいます。
「51項目」なら全部入りじゃない
実は、飲食店営業許可に必要な「26項目(食品製造用水)」には含まれているのに、より項目数が多いはずの「51項目(水道水質基準)」には入っていない項目が1つだけ存在します。
それが、**「有機リン(基準値:0.1mg/L以下)」**です。
- 51項目の落とし穴: 51項目は「水道水」としての基準。すでに高度な処理が前提のため、特定の農薬成分である「有機リン」は個別項目から外れています。
- 26項目の正体: 逆に26項目は「食品製造」の基準。原材料として使う水に農薬が混じっていないか、この「有機リン」をチェックします。

「51項目でOK」と言われたました
★実体験からのワンポイントアドバイス! 自治体によっては「51項目でもOK」と言われるケースがあります。私が保健所に相談した際も、「26項目ではなく51項目での提出でも構いませんよ」と回答をいただきました。
ここで「じゃあ51項目だけでいいんだ」と鵜呑みにするのは危険です。「51項目(水道法基準)」の結果には、飲食店許可に必要な「有機リン」が含まれていないからです。
私は、店舗だけでなく「居住」も兼ねていたので、家族の安全のために51項目を選択しました。ただし、それだけでは営業許可が下りない可能性があるため、「26項目に含まれる有機リン」がしっかりカバーされているかを検査機関(アーステクノなど)に確認し、不足があれば個別に追加する必要があります!
1項目違うだけでNGといわれることもありえる
「項目数が多い=安全」という思い込みは捨てましょう。
- 26項目(飲食店用): 「有機リン」が含まれる。営業許可に必須。
- 51項目(水道法基準): 「有機リン」が含まれない。住居としての安心基準。
「仕事用」としてだけでなく「生活用」としての安心を買うなら51項目は賢い選択肢ですが、**「26項目に含まれる必須項目が漏れていないか」**をチェックすること。これが、営業許可をスムーズに取るための絶対条件です。
| 検査項目 | 26項目(飲食店・定期) | 51項目(全項目・より安全) |
| 主な対象 | 飲食店の営業許可、定期検査 | 新設井戸、飲用、高度な安全性確認 |
| 主な検査内容 | 一般細菌、大腸菌、重金属、有機物、pHなど | 26項目+さらに細かい化学物質・農薬など |
| 決定的な差 | 基準が「食品衛生法」寄り | 基準が「水道法(上水道と同じ)」 |
飲食店営業許可なら「26項目」が正解!
まず結論から。飲食店(食品衛生法)の営業許可を維持するために必要な、毎年の定期検査は**「26項目」**です。
- 義務の範囲: 一般家庭の飲用(10〜11項目)では不十分。プロとしてお客様に提供する水には、この26項目のクリアが求められます。
- 項目のワナ: 「安く済ませたいから11項目で」は絶対にNG。保健所のチェックで跳ね返され、結局やり直すことになって時間もお金も無駄になります。
「51項目」はオーバースペック? 違いを理解
ネットで水質検査を調べると出てくる「51項目」。これは水道法に基づく「全項目検査」という、より厳しい基準です。
- 51項目の正体: 新しく井戸を掘った直後や、より高度な安全性を証明したい場合に選ぶものです。
- 使い分けのコツ: 通常の営業許可更新であれば「26項目」で事足ります。業者が「安心だから51項目で」と勧めてきても、自分の目的に合っているか冷静に判断しましょう。
★ワンポイントアドバイス! 実は、自治体によっては「51項目でもOK」と言われるケースがあります。私が保健所に相談した際も、「26項目ではなく51項目での提出でも構いませんよ」と回答をいただきました。
私の場合は、店舗だけでなく「居住」も兼ねていたので、家族が毎日飲む水の安全性を考え、あえてより詳細な51項目を選択しました!「仕事用」としてだけでなく「生活用」としての安心を買うなら、51項目は賢い選択肢になります。
水質調査をスムーズにする「ネット完結」
近くの水質調査会社は、やはり高額になる可能性があります。そんなときは「アーステクノ」などのネットサービスを賢く使うのが正解です。
- 送料無料で完結: ネットで申し込めば、専用の採水ビンが届きます。
- 26項目セット: 飲食店向けの「26項目プラン」をピンポイントで選べるので、迷うことがありません。自宅で採水して着払い送るだけで、公的な証明書が手に入ります。
【保存版】飲用井戸等・全項目検査(51項目)一覧
51項目は、大きく分けて「健康に関する項目(31項目)」と「性状に関する項目(20項目)」で構成されています。
1. 健康に関連する項目(31項目)
ここが、家族の健康を守るための最も重要なセクションです。
- 1.一般細菌
- 2.大腸菌
- 3.カドミウム及びその化合物
- 4.水銀及びその化合物
- 5.セレン及びその化合物
- 6.鉛及びその化合物
- 7.ヒ素及びその化合物
- 8.六価クロム化合物
- 9.亜硝酸態窒素
- 10.シアン化物イオン及び塩化シアン
- 11.硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素
- 12.フッ素及びその化合物
- 13.ホウ素及びその化合物
- 14.四塩化炭素
- 15.1,1-ジクロロエチレン
- 16.シス-1,2-ジクロロエチレン及びトランス-1,2-ジクロロエチレン
- 17.ジクロロメタン
- 18.テトラクロロエチレン
- 19.トリクロロエチレン
- 20.ベンゼン
- 21.塩素酸
- 22.クロロ酢酸
- 23.クロロホルム
- 24.ジクロロ酢酸
- 25.ジブロモクロロメタン
- 26.臭素酸
- 27.総トリハロメタン
- 28.トリクロロ酢酸
- 29.ブロモジクロロメタン
- 30.ブロモホルム
- 31.ホルムアルデヒド
2. 水の性状に関連する項目(20項目)
味、臭い、濁り、配管への影響などに関わる項目です。
- 32.亜鉛及びその化合物
- 33.アルミニウム及びその化合物
- 34.鉄及びその化合物
- 35.銅及びその化合物
- 36.マンガン及びその化合物
- 37.塩化物イオン
- 38.カルシウム、マグネシウム等(硬度)
- 39.蒸発残留物
- 40.陰イオン界面活性剤
- 41.ジェオスミン(カビ臭)
- 42.2-メチルイソボルネオール(カビ臭)
- 43.非イオン界面活性剤
- 44.フェノール類
- 45.有機物(全有機炭素(TOC)の量)
- 46.pH値
- 47.味
- 48.臭気
- 49.色度
- 50.濁度
- 51.残留塩素(※水道水の場合。井戸水では通常検出されません)
【飲食店・定期検査】水質検査(26項目)一覧
保健所の指導や、自治体の飲用井戸ガイドラインでも基準とされる項目です。
1. 微生物・重金属(健康に直結する項目)
- 1.一般細菌
- 2.大腸菌
- 3.カドミウム及びその化合物
- 4.水銀及びその化合物
- 5.セレン及びその化合物
- 6.鉛及びその化合物
- 7.ヒ素及びその化合物
- 8.六価クロム化合物
- 9.シアン化物イオン及び塩化シアン
- 10.硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素
- 11.フッ素及びその化合物
- 12.ホウ素及びその化合物
- 13.四塩化炭素
- 14.1,1-ジクロロエチレン
- 15.シス-1,2-ジクロロエチレン及びトランス-1,2-ジクロロエチレン
- 16.ジクロロメタン
- 17.テトラクロロエチレン
- 18.トリクロロエチレン
- 19.ベンゼン
2. 性状(味や濁り、生活利用に関する項目)
- 20.塩素酸
- 21.塩化物イオン
- 22.有機物(全有機炭素(TOC)の量)
- 23.pH値
- 24.味
- 25.臭気
- 26.色度・濁度(外観検査)
民家暮らし、まずは理想の間取り図を手に入れるところから。タウンライフなら、あなたの要望に合わせたオリジナルプランを無料で作成してくれます。




コメント