ドラム式洗濯機の選び方!はじめに
ドラム式洗濯機の買い替え相談を頂きました!
相談を元にドラム式購入方法をドラム式洗濯機の購入方法を紹介!環境によってやはり、おすすめする洗濯機は変わります。
今回は3〜4人家族、日射が当たる半屋外でハードな環境化、故障が少ない機種を想定しています。
今回紹介する洗濯機ならどこに置いても問題ない洗濯機です。
乾燥機能を重視する場合はドラム式を
乾燥機能をほとんど使用せず洗濯機能を重視するのであれば、縦型洗濯を私はおすすめします。
バケツは斜めにするよりも、縦型の方が故障も少なく、無理のない設計です。長く使いたい方は縦型をおすすめします。
ガス乾燥機を使う方法も紹介中です。
逆に乾燥重視で家事の軽減、時短を目的であれば、ドラム式はぴったりです。
ドラム式洗濯機の「購入」のポイント
何を重視するか本当に必要な機能の確認
価格を気にせず最上位機種を購入できればベストなのですが、そうも行きません。
やはりコストパフォーマンスや自分にあったものを選びたいはずです。本当に必要なものが何なのか考えます。
洗濯機は何年使うか?無故障で10年使用したい!
引っ越しも控えてるから、短期間だけ使えればOKという場合、新築で引っ越す予定もないと言った場合で購入する洗濯機も変わってくると思います。短期間であれば、中古をとりあえず費用を抑えるなど方法もあります。
一度試用期間も考えてみましょう。今回は長く使える洗濯機を探していきます。
ドラム式洗濯機の「選び」のポイント
モーターを自社で作ってるメーカー(日立やパナソニック)を選べ
・パナソニック
・日立
・東芝
一部個人的な主観も入ってしまいますが、洗濯機の主部品はモーターだと考えます。長年自社で作っているので故障など信頼性が高いと判断できます。また、3社が価格.com上位にきているのも理由として強いです。
下記の記事ページより、「モータの日立」 といわれるように,モータ技術が有名。東芝はモーターに力を入れて開発し静音を追求した洗濯機を作っている。
■低振動・低騒音設計|洗濯機・洗濯乾燥機 – Toshiba Lifestyle
https://www.toshiba-lifestyle.com/jp/living/laundries/feature_2020/low_vibration_noise/
■日立評論 2014年11月号:白物家電のモノづくり技術https://www.hitachihyoron.com/jp/pdf/2014/11/2014_11_11.pdf
洗濯機能は頭打ち、どこのメーカーも汚れはよく落ちる
洗濯機能に関しては、2層式洗濯機→1層式洗濯機とメーカーさんは長い年月を研究し繰り返し、現在に至っています。どこのメーカーを選んでも汚れが落ちないという不満は少なくなっていると思います。
また、洗濯機の機能とは別に、洗剤・漂白剤など洗濯機外の部分の要因も大きく影響します。汚れ落ちに合わせて、洗剤を変えることで改善工夫ができる部分です。
逆に「乾燥」という技術は、洗濯機能に比べて後発になります。洗濯と乾燥をニコイチにしている技術なので開発が難しく差がでてくる部分だと思います。
付加価値で差を出している(洗剤自動投入、スマホ連動いるか?)
スマホ連動・スマートスピーカー連動、洗剤の自動投入など付加価値を出してメーカーは販売しています。
本当に必要かポイントです!確かに通知がくるのは便利、洗剤の自動投入も便利。本当に必要かよく考える必要があります。
費用削減ポイントでもあります。
・完了音が聞こえれば完了がわかる。
・自動投入がなくても洗剤を入れる時間は30秒もあれば可能。(そもそも我が家は粉洗剤推奨派だったり)
付加機能はなくてもいい部分でもあります。最上位グレードは不要になり、費用削減に繋がります。
乾燥機能・方式で乾燥時間や電気代が大きく変わってきます。
ドラム式は乾燥機能で選べ
ヒートポンプ式
簡単にいうと「エアコンと同じ原理」を洗濯機に導入しています。
1.「冷却フィン」に洗濯の湿った空気を当てて結露させて、空気から湿気を除去。
2.「加熱フィン」乾燥した空気を洗濯物に当てて乾燥+再度空気中に湿気を含ませる。
3.繰り返して乾燥させる
温度も上がりすぎず衣類を傷めず、熱効率もいいので電気代も安くなります。反面、循環経路にホコリつまりで能力低下を起こし、フィンににホコリがつまるとユニット交換が必要になる。
ヒートポンプ式の技術で電気代・乾燥・清掃・乾燥時間の一番バランスがとれているのが「パナソニック」になります。
ヒーター式
こちらのほうが原理は簡単、直接熱風を送り込んで温め乾燥、湿ったは排気する単純なシステム。ホコリなどのヒータへのつまりはなく故障が少ない。
ヒーターは熱効率が悪く(赤外線ヒーターがエアコンより電気代が高いのと同じ)電気代が高くなります。代わりによく乾くのがポイント。
※画像はパナソニックさんのHPからお借りしました。下記わかりやすく解説してくれてます
https://panasonic.jp/wash/select/dry.html
修理費用を計算に入れ、故障リスクを減らす
故障を加味して費用計算をする。乾燥機能をよく使う、毎日使う場合は経験上ヒートポンプは10年持ちません。つまりなど乾燥不良が起きます。経験上、ヒートポンプ交換は修理は2万〜3万程度で済みます。
洗剤の自動投入は、制御基板、物理的につまり、ポンプ故障など故障リスクが上がります。部品自体は安いかもしれませんが、修理を頼むと高くなる可能性もあります。
故障リスク考えて、製品選びをしましょう。
2022版のドラム洗濯機選び方を紹介します。
洗濯機は毎年モデルチェンジしている
進化とも言いますが、部品の保管年数を更新するため家電製品は毎年新しい機種に変わります。
新しい機能が追加されている場合もありますが、少し機能追加されるだけの場合もあります。
型落ち品の方が基本安くなりますが、洗濯機は量が売れているものも価格が安くなりますので、価格差を確認しましょう。
要注意!乾燥方式の確認を
同じ日立のドラムなのに年式によって口コミの評価の違いがある!
これは、日立の洗濯機が2020年を境にヒートポンプ式→ヒータ式に変更になっている要因がありました。
型落ちや、メーカーだけで決めるのも危ういのでよく調べましょう。。
購入機種の決め方
本体価格とランニングコストで決める
本体価格が同じ約20万の製品でも、ランニングコストが異なります。
パナソニック | 日立 | |
型式 | NA-LX125AL | BD-STX110GL |
乾燥方式 | ヒートポンプ式 | ヒーター式 |
洗濯容量 | 12kg | 11kg |
乾燥容量 | 6kg | 6kg |
電気 | 26円 | 43円 |
水道 | 15円 | 22円 |
一回あたり | 41円 | 65円 |
1年 365日 | 14,965 | 23,725 |
5年 | 74825 | 118625 |
10年 | 149650 | 237250 |
差額(10年) | -87600 |
電気代の差が一回24円、一日一回洗濯機、10年、差額は約87000円程度になります。
電気代上昇も考えると差は広がります。
故障考えると難しくなりますが、ランニングコストもしっかり考えましょう。
故障リスクを避け機能は最小限
洗剤自動投入
センサー、つまり、ポンプ、弁の故障がやはりネックになります。
洗剤の出口のつまり。洗剤側が変わるなど不特定要素。洗剤のコストアップ。
また清掃も3ヶ月に一回の手入れが必要のようでそれもまた面倒です。
スマホ連携
Wi-fi機能が必要か。必ず洗濯物は自分で投入しなくてはならない。自動でスタートなど、遠隔操作の利便性があまりないと思います。
おすすめの機種は!?
パナソニック NA-LX125AL/R
2021年モデルの自動投入なしのランニングコスト重視のドラム型洗濯機をチョイスします。
ヒートポンプのデメリットとして、ホコリや能力低下すると乾燥時間が長くなり清掃や修理が必要になります。それを加味してもパナソニック製がトータルバランスが優れた製品です。
左開き
まもなく2022年モデルも登場!
後継機のNA-LX125BL/Rに10月発売予定です。型落ちで在庫処分になる今が買い時です。
※こちらの製品はメーカー指定価格となるようです。
少ない家族向け11kg NA-LX113BLも発売
下記のリンクは旧モデルになります。3〜4人家族の方にはこちらのモデルがオススメです。
余談:パナソニックの「メーカー指定価格」
2020年から「メーカー指定価格」という制度をはじめました。
販売価格を「量販店」ではなく「メーカー」が決めるた価格で売るという制度です。
洗濯機は最上位3機種が対象のようです。
※すべての洗濯機ではなく適用されるモデルは一部です。
量販店では価格差が出せないですが、ポイントバックや、一部ネット販売では値引きされているケースもあるようです。よく調べて購入をおすすめします。
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